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脱出だっ!!
全国のスケベな野郎どもの為にそして18歳未満の未成年者の健全育成の為に
一冊々心を込めて・・・じゃなかった、嫌々ながらテープ張りじゃっ。
コンビニに置くにはテープで封印せにゃあかんなんて誰が決めたんだよっ!?
どうせ頭の固い時代遅れなお偉いさん達だろう。
何が青少年の健全育成の為にじゃ!! 寝言はチラシの裏にでも書いてろっ!!
なにもテープで封印しなくたって今時の若者なんてどこで何やってるか分からんのに。
コストの無駄じゃ! 時間の無駄じゃ! 資源の無駄じゃ!
俺の睡眠時間返せっ! 俺の人生返せっ!(大げさかw)
よーし、アホ先輩の隙を見計らって脱出じゃ。 こんな作業やってられん。
そういえばあっちに裏口あったな。よーし、今度先輩がトイレかどこかに行った隙に逃げてやる! 敵前逃亡だっ! 見つかれば銃殺だな、おっと今は戦時中じゃなかった。俺は何を言ってるんだ。w どうやらこんな工場で働いているせいで頭までおかしくなってしまったようだ。
一時間半くらい経つと先輩はトイレか何だか知らないが「おぅ、ちゃんとやってろよぉ。」と
言い残してどこかへ行ってしまった。
ラッキー♪♪ よーし、これであの裏口から脱出じゃ。 でも、緊張するぅ。
いったん更衣室に私服と鞄を取りに行ってと・・・・
抜き足差し足忍び足で裏口へ。
よーし、この調子なら上手く脱出できそうだ。 あともうちょっと・・・ ドアを開けてと なんだ? このドア錆び付いていて渋いな、クソッ、ギギギギ音がしやがる、静かにしろっ、ドアに向かって言ってもしょうがねえな、それにしてもCRC556持ってくりゃ良かった。
なんとか外に出ると工場の濁った空気とは違って凄く爽やかな空気だ。素晴らしい開放感だっ!! 脱出成功!!やっと地獄から解放されたぞっ!! もう二度とこんな工場に来るもんかっ!!! さらばじゃっ!!
しかーしっ!! そんなにうまく行くほど世の中甘くなかった!
喜び勇んで走り出した俺の背後から・・・・ (続く)
一冊々心を込めて・・・じゃなかった、嫌々ながらテープ張りじゃっ。
コンビニに置くにはテープで封印せにゃあかんなんて誰が決めたんだよっ!?
どうせ頭の固い時代遅れなお偉いさん達だろう。
何が青少年の健全育成の為にじゃ!! 寝言はチラシの裏にでも書いてろっ!!
なにもテープで封印しなくたって今時の若者なんてどこで何やってるか分からんのに。
コストの無駄じゃ! 時間の無駄じゃ! 資源の無駄じゃ!
俺の睡眠時間返せっ! 俺の人生返せっ!(大げさかw)
よーし、アホ先輩の隙を見計らって脱出じゃ。 こんな作業やってられん。
そういえばあっちに裏口あったな。よーし、今度先輩がトイレかどこかに行った隙に逃げてやる! 敵前逃亡だっ! 見つかれば銃殺だな、おっと今は戦時中じゃなかった。俺は何を言ってるんだ。w どうやらこんな工場で働いているせいで頭までおかしくなってしまったようだ。
一時間半くらい経つと先輩はトイレか何だか知らないが「おぅ、ちゃんとやってろよぉ。」と
言い残してどこかへ行ってしまった。
ラッキー♪♪ よーし、これであの裏口から脱出じゃ。 でも、緊張するぅ。
いったん更衣室に私服と鞄を取りに行ってと・・・・
抜き足差し足忍び足で裏口へ。
よーし、この調子なら上手く脱出できそうだ。 あともうちょっと・・・ ドアを開けてと なんだ? このドア錆び付いていて渋いな、クソッ、ギギギギ音がしやがる、静かにしろっ、ドアに向かって言ってもしょうがねえな、それにしてもCRC556持ってくりゃ良かった。
なんとか外に出ると工場の濁った空気とは違って凄く爽やかな空気だ。素晴らしい開放感だっ!! 脱出成功!!やっと地獄から解放されたぞっ!! もう二度とこんな工場に来るもんかっ!!! さらばじゃっ!!
しかーしっ!! そんなにうまく行くほど世の中甘くなかった!
喜び勇んで走り出した俺の背後から・・・・ (続く)
地獄のテープ張り作業
工場の中でやる気喪失状態で嫌々ながら作業をしていたのだが、現場リーダーの口から信じられない言葉がーっ!!
「おい、おまえ今日徹夜出来るな?」
はなから徹夜の残業をするのが当たり前のような口ぶりだ。
俺はわざととぼけて「はっ?テツヤ?意味が良く分からないんですけど、それって武田鉄矢の事ですかぁ?」と切り返してやった。
「ハハ、おまえおもろいやっちゃな、ふざけとんのか? 誰が芸能人の武田鉄矢なんて言った? 徹夜だよっ、徹夜っ!!徹夜ってえのはな、朝まで寝ないでぶっ通しでやる事なんだよっ!!」
その現場リーダーは後半の徹夜の部分を俺の耳元で大声で怒鳴りやがる。
そんなに大声で言わなくたって聞こえるよ、鼓膜が破けるじゃねえかっ!
「実はなぁ、出来上がったつもりの本に1ページだけ欠落部分があってな、1000冊全部やり直しになっちまったんだ。取りあえず作業開始前に10分だけ休憩やるからゆっくり休んで来いっ」
たったの10分でゆっくり休めるかよっ。
まあ俺は言われた通り暗く薄汚い休憩室へ行って休むのだった。
そうだっ、この10分の間に逃げてしまおうか? どうせこんな会社辞めるかも知れないわけだし。今この部屋の中にはパートのおばさんしかいないし、どうしよう? とあれこれ迷っているうちにあっという間に10分が過ぎ去ってしまった。
しょうがない、また現場に戻るとするか。
他の人から聞いた話によると何でもある惚けた工員が1ページ分抜け落ちた状態でダダダダダーと機械にかけてしまったらしい。 そしてふざけた事に用事があるからと自分だけとっとと帰ってしまったそうな。 まったくふざけんなだよなぁ。 なんで俺たちがそいつの尻ぬぐいせにゃあかんのじゃっ!?
俺は他の先輩工員に「これって勿論残業手当て付くんですよねえ?」と聞いてみる。
するとその先輩工員曰く「はっ?残業手当てぇ? そんなの出る訳ねえだろ、馬鹿も休み休み言え。この会社はな、残業の合計時間が月10時間超えてからは払ってくれないんだぞ、タダ働きなんだぞっ。早く帰りたかったら速くやれっ。おまえの分まだそんなに残ってるじゃねえかっ。」
どうやらこの先輩工員は完全に会社に洗脳されているようだ。会社にいいように使われている従順奴隷というか・・・・
俺は早く帰りたい一心で急ピッチで作業した。「徹夜?冗談じゃねえ、冗談は武田鉄矢の
JODANという歌だけで充分じゃ。早く終わらせて徹夜せずに帰るぞっ!」
急いだかいあってか午前0時頃に作業が終わった。みんなでやれば早いもんだ。さてと
これで徹夜せずに帰れるぞぉ! 更衣室に着替えに行こうっ♪♪
更衣室に向かって歩き出すと後ろから「おえーっ!おまえどこへ行くつもりだっ? まさかもう帰るつもりじゃあるめえな?」
「はっ?だってもう終わったじゃないですか?」
「なに言ってんだよ、ったくう。これからテープ張り作業があるんだよっ!自分のポジションに戻れっ!」
「えっ、テープ張り作業ってなんですか?」
「なんだおまえ、コンビニのエロ本見た事ねえのかぁ? 最近じゃ18歳未満の未成年が見れねえように全部テープ張ってあるじゃねえか。」
やっと全ての作業が終わったかと思ったら今度はテープ張り作業だ。 それも一冊々手作業でっ!!
普段は気弱でなかなか人に対してものを言えない俺も長時間作業で頭が朦朧としていたせいかその現場リーダーに「はっ? 一冊々手作業で? そんなの機械に掛けて自動でやればアッという間じゃないですかっ! この工場はそんな時代遅れな原始的な作業してるんですかっ!?」
するとそのリーダー凄い剣幕で怒り出した。「なにぃ?テメエー、新人の分際で先輩に口ごたえする気かぁ!! この会社はなあ、昔から一冊々心を込めて手作業するのが慣わしなんだよっ! つべこべ言わずにとっととやれえ、速くやらねえと朝になっても帰れねえぞっ!!」俺は心の中で エロ本のテープ張りに心を込めてもヘッタクレもあるかっ!!この現場リーダー頭おかしいんじゃねえのかぁ? こんなエロ本スケベな野郎どもが店で買って行って一人部屋の中で「おっ、この女の子かわいいな」とか「おっ!この女こんな凄いポーズとってやがる、へへへ」とよだれを垂らしながらハアハアするだけじゃねえかっ! そんな奴らの為に心を込めて徹夜のテープ張り作業だとぉ? 冗談じゃねえ、やってられるかぁ−っ!!
(続く)
工場の中でやる気喪失状態で嫌々ながら作業をしていたのだが、現場リーダーの口から信じられない言葉がーっ!!
「おい、おまえ今日徹夜出来るな?」
はなから徹夜の残業をするのが当たり前のような口ぶりだ。
俺はわざととぼけて「はっ?テツヤ?意味が良く分からないんですけど、それって武田鉄矢の事ですかぁ?」と切り返してやった。
「ハハ、おまえおもろいやっちゃな、ふざけとんのか? 誰が芸能人の武田鉄矢なんて言った? 徹夜だよっ、徹夜っ!!徹夜ってえのはな、朝まで寝ないでぶっ通しでやる事なんだよっ!!」
その現場リーダーは後半の徹夜の部分を俺の耳元で大声で怒鳴りやがる。
そんなに大声で言わなくたって聞こえるよ、鼓膜が破けるじゃねえかっ!
「実はなぁ、出来上がったつもりの本に1ページだけ欠落部分があってな、1000冊全部やり直しになっちまったんだ。取りあえず作業開始前に10分だけ休憩やるからゆっくり休んで来いっ」
たったの10分でゆっくり休めるかよっ。
まあ俺は言われた通り暗く薄汚い休憩室へ行って休むのだった。
そうだっ、この10分の間に逃げてしまおうか? どうせこんな会社辞めるかも知れないわけだし。今この部屋の中にはパートのおばさんしかいないし、どうしよう? とあれこれ迷っているうちにあっという間に10分が過ぎ去ってしまった。
しょうがない、また現場に戻るとするか。
他の人から聞いた話によると何でもある惚けた工員が1ページ分抜け落ちた状態でダダダダダーと機械にかけてしまったらしい。 そしてふざけた事に用事があるからと自分だけとっとと帰ってしまったそうな。 まったくふざけんなだよなぁ。 なんで俺たちがそいつの尻ぬぐいせにゃあかんのじゃっ!?
俺は他の先輩工員に「これって勿論残業手当て付くんですよねえ?」と聞いてみる。
するとその先輩工員曰く「はっ?残業手当てぇ? そんなの出る訳ねえだろ、馬鹿も休み休み言え。この会社はな、残業の合計時間が月10時間超えてからは払ってくれないんだぞ、タダ働きなんだぞっ。早く帰りたかったら速くやれっ。おまえの分まだそんなに残ってるじゃねえかっ。」
どうやらこの先輩工員は完全に会社に洗脳されているようだ。会社にいいように使われている従順奴隷というか・・・・
俺は早く帰りたい一心で急ピッチで作業した。「徹夜?冗談じゃねえ、冗談は武田鉄矢の
JODANという歌だけで充分じゃ。早く終わらせて徹夜せずに帰るぞっ!」
急いだかいあってか午前0時頃に作業が終わった。みんなでやれば早いもんだ。さてと
これで徹夜せずに帰れるぞぉ! 更衣室に着替えに行こうっ♪♪
更衣室に向かって歩き出すと後ろから「おえーっ!おまえどこへ行くつもりだっ? まさかもう帰るつもりじゃあるめえな?」
「はっ?だってもう終わったじゃないですか?」
「なに言ってんだよ、ったくう。これからテープ張り作業があるんだよっ!自分のポジションに戻れっ!」
「えっ、テープ張り作業ってなんですか?」
「なんだおまえ、コンビニのエロ本見た事ねえのかぁ? 最近じゃ18歳未満の未成年が見れねえように全部テープ張ってあるじゃねえか。」
やっと全ての作業が終わったかと思ったら今度はテープ張り作業だ。 それも一冊々手作業でっ!!
普段は気弱でなかなか人に対してものを言えない俺も長時間作業で頭が朦朧としていたせいかその現場リーダーに「はっ? 一冊々手作業で? そんなの機械に掛けて自動でやればアッという間じゃないですかっ! この工場はそんな時代遅れな原始的な作業してるんですかっ!?」
するとそのリーダー凄い剣幕で怒り出した。「なにぃ?テメエー、新人の分際で先輩に口ごたえする気かぁ!! この会社はなあ、昔から一冊々心を込めて手作業するのが慣わしなんだよっ! つべこべ言わずにとっととやれえ、速くやらねえと朝になっても帰れねえぞっ!!」俺は心の中で エロ本のテープ張りに心を込めてもヘッタクレもあるかっ!!この現場リーダー頭おかしいんじゃねえのかぁ? こんなエロ本スケベな野郎どもが店で買って行って一人部屋の中で「おっ、この女の子かわいいな」とか「おっ!この女こんな凄いポーズとってやがる、へへへ」とよだれを垂らしながらハアハアするだけじゃねえかっ! そんな奴らの為に心を込めて徹夜のテープ張り作業だとぉ? 冗談じゃねえ、やってられるかぁ−っ!!
(続く)
どこに就職したかというと・・・・
ここまで読んだ人は一体何の会社に入社したんだ?と思っているだろうが・・・・
ただの三流製本会社 工場だ。
偏差値の低い高校を出た奴らの行く先はほとんどの人が工場か、建設作業員、土木作業員、工事関係、配送関係、営業、販売店員、飲食店などだ。
俺も小さい頃の夢は科学者になりたいとか、医者になりたいとかだったが人生思い通りにならないものだ。
三流製本会社の薄汚い工場で工員として働くハメになってしまったのだ。
この薄汚く騒音の激しい工場では柄の悪いおじさん、おばはん、ヤンキー風の怖そうなお兄さん、人生に疲れ果てたような顔をした枯れススキのようなオバサン達がペチャクチャペチャクチャ他愛もないくだらないお喋りをしながら働いている。
時折スピーカーから大音量で「工場長―、何々様からお電話ですー!」と品のない女性事務員の汚い声が工場中鳴り響き工場内の雰囲気の悪さに拍車をかけている。
また知的障害者も働いているのだが柄の悪い人間性の低そうな男性工員から馬鹿にされたりいじめられたりしている。
そのいじめ方というのも大の大人のくせして幼稚園生じみたいじめ方、ほうきで相手の顔や頭をグリグリ突付くのだ。あきれかえって開いた口が塞がらん。こんな所で暴れている暇があったら幼稚園にでも入って遊んでいたほうがいいんじゃねえのかぁ?!
製本の内容もただのエロ本。
本が大好きでせっかく製本会社に就職したというのに作るものといえばエロ本かよっ!
どうやら俺はとんでもない会社に就職してしまったようだ。
こんな所で一生働かないといけないのか?
早くも俺の勤労意欲はなくなっていくのだった。
ただの三流製本会社 工場だ。
偏差値の低い高校を出た奴らの行く先はほとんどの人が工場か、建設作業員、土木作業員、工事関係、配送関係、営業、販売店員、飲食店などだ。
俺も小さい頃の夢は科学者になりたいとか、医者になりたいとかだったが人生思い通りにならないものだ。
三流製本会社の薄汚い工場で工員として働くハメになってしまったのだ。
この薄汚く騒音の激しい工場では柄の悪いおじさん、おばはん、ヤンキー風の怖そうなお兄さん、人生に疲れ果てたような顔をした枯れススキのようなオバサン達がペチャクチャペチャクチャ他愛もないくだらないお喋りをしながら働いている。
時折スピーカーから大音量で「工場長―、何々様からお電話ですー!」と品のない女性事務員の汚い声が工場中鳴り響き工場内の雰囲気の悪さに拍車をかけている。
また知的障害者も働いているのだが柄の悪い人間性の低そうな男性工員から馬鹿にされたりいじめられたりしている。
そのいじめ方というのも大の大人のくせして幼稚園生じみたいじめ方、ほうきで相手の顔や頭をグリグリ突付くのだ。あきれかえって開いた口が塞がらん。こんな所で暴れている暇があったら幼稚園にでも入って遊んでいたほうがいいんじゃねえのかぁ?!
製本の内容もただのエロ本。
本が大好きでせっかく製本会社に就職したというのに作るものといえばエロ本かよっ!
どうやら俺はとんでもない会社に就職してしまったようだ。
こんな所で一生働かないといけないのか?
早くも俺の勤労意欲はなくなっていくのだった。
初めての職場
3月
地獄の高校生活三年間 耐え難きを耐え忍び難きを忍び何とか乗り越え卒業した俺は、これで3月いっぱいはゆっくり羽を伸ばせるだろうと思い縁側でポカポカと春の日差しにウトウトしているところへ郵便局のバイクの音で目が覚めた。
高校在学中に面接を受けて内定が決まっていた会社から一通の手紙が舞い込んだのだ。
なんだか嫌な悪寒。
封を開けて読んでみるとそこには信じられない文がーっ!!
拝啓
貴殿にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、弊社は現在業務多忙中につき来る3月15日より出社願います。
なお、当日の持ち物は・・・・・・・・・
「なにーっ?! 15日に出社しろだとー?!
せっかく3月いっぱいゆっくり休めると思っていたのにぃ。ふざけんなーっ!」と
俺はその通知を床に叩きつけた。
しかし、せっかく採用になった会社の命令に逆らうわけにもいかず渋々出社することとなった。
当日慣れないスーツに身を包み緊張の中初出社。
他にも新卒社員が男2人、女が2人来ていた。
一人はヤンキー風、もう一人の男はギリギリ許容範囲内ではあるがたいした事なさそうな男、女のほうは二人とも女性らしさを感じさせないブス女。 まあ俺も人のこと言えないけどな。
入社式?と言えるか言えないか分からないような中途半端な式が始まった。
前から見渡すと一人々の先輩達の顔が良く見える。
なんだかみんな「これからこの新人達をどうかわいがってやろうか?」というような笑みを浮かべてニヤニヤしている。
中には椅子にふんぞり返ってガムをクチャクチャ噛んでいる奴もいる。
いかにも昭和30年代風の雰囲気を漂わせた古めかしい堅物みたいな社長が小難しい偉人の格言などを持ち出してつまらない話を長々と垂れる。
前にいる先輩達も新入社員達も「ええい、長文うざい! 寝言はチラシの裏にでも書いてろっ!!」というような顔をして限界寸前の状態で聴いている。
やっとつまらない長ったらしい社長の挨拶が終わったかと思うと今度は部長の話だ。
部長のほうは妙にハイテンションで新人に対して「いいかおまえらー、社会を甘く見るんじゃねえぞぉ、おまえらが今まで送ってきた学生生活なんか温室の中のぬるま湯なんだからなぁ。これから
こってりと地獄を味わう事になるんだからなぁー! 分かってんのか、ああ〜ん?」と希望に満ちて
入ってきた新人達に脅しをかける始末。 もう初日からこの会社の異様な雰囲気が伝わってきた。
と、突然「よし、おまえら一人々先輩達に挨拶しろっ!!」 と俺を指さした。
(ゲッ、そんなの聞いてないよぉ。)
突然言われて何を話していいか分からず戸惑う俺。
「えっ?まあ、そのぉ。つまりですね、ア、ウー」
「なんだおまえ、社会人にもなって挨拶の一つも出来ねえのかっ?! 我が社はそんなへタレを入れた覚えはないぞっ!!」
「へ、ヘイ」 俺は緊張と動揺で「はい」と言うべきところをなぜだが「ヘイ」と言ってしまった。
一同爆笑。俺真っ赤。最悪。
「ええい、もういい。次の奴挨拶しろっ!」
他の新人にまわしてくれたのでホッと一安心。
一人々たどたどしい挨拶が終わると早速仕事開始だ。
ここまで読んだ人は一体何の会社に入社したんだ?と思っているだろうが・・・・(続く)
地獄の高校生活三年間 耐え難きを耐え忍び難きを忍び何とか乗り越え卒業した俺は、これで3月いっぱいはゆっくり羽を伸ばせるだろうと思い縁側でポカポカと春の日差しにウトウトしているところへ郵便局のバイクの音で目が覚めた。
高校在学中に面接を受けて内定が決まっていた会社から一通の手紙が舞い込んだのだ。
なんだか嫌な悪寒。
封を開けて読んでみるとそこには信じられない文がーっ!!
拝啓
貴殿にはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、弊社は現在業務多忙中につき来る3月15日より出社願います。
なお、当日の持ち物は・・・・・・・・・
「なにーっ?! 15日に出社しろだとー?!
せっかく3月いっぱいゆっくり休めると思っていたのにぃ。ふざけんなーっ!」と
俺はその通知を床に叩きつけた。
しかし、せっかく採用になった会社の命令に逆らうわけにもいかず渋々出社することとなった。
当日慣れないスーツに身を包み緊張の中初出社。
他にも新卒社員が男2人、女が2人来ていた。
一人はヤンキー風、もう一人の男はギリギリ許容範囲内ではあるがたいした事なさそうな男、女のほうは二人とも女性らしさを感じさせないブス女。 まあ俺も人のこと言えないけどな。
入社式?と言えるか言えないか分からないような中途半端な式が始まった。
前から見渡すと一人々の先輩達の顔が良く見える。
なんだかみんな「これからこの新人達をどうかわいがってやろうか?」というような笑みを浮かべてニヤニヤしている。
中には椅子にふんぞり返ってガムをクチャクチャ噛んでいる奴もいる。
いかにも昭和30年代風の雰囲気を漂わせた古めかしい堅物みたいな社長が小難しい偉人の格言などを持ち出してつまらない話を長々と垂れる。
前にいる先輩達も新入社員達も「ええい、長文うざい! 寝言はチラシの裏にでも書いてろっ!!」というような顔をして限界寸前の状態で聴いている。
やっとつまらない長ったらしい社長の挨拶が終わったかと思うと今度は部長の話だ。
部長のほうは妙にハイテンションで新人に対して「いいかおまえらー、社会を甘く見るんじゃねえぞぉ、おまえらが今まで送ってきた学生生活なんか温室の中のぬるま湯なんだからなぁ。これから
こってりと地獄を味わう事になるんだからなぁー! 分かってんのか、ああ〜ん?」と希望に満ちて
入ってきた新人達に脅しをかける始末。 もう初日からこの会社の異様な雰囲気が伝わってきた。
と、突然「よし、おまえら一人々先輩達に挨拶しろっ!!」 と俺を指さした。
(ゲッ、そんなの聞いてないよぉ。)
突然言われて何を話していいか分からず戸惑う俺。
「えっ?まあ、そのぉ。つまりですね、ア、ウー」
「なんだおまえ、社会人にもなって挨拶の一つも出来ねえのかっ?! 我が社はそんなへタレを入れた覚えはないぞっ!!」
「へ、ヘイ」 俺は緊張と動揺で「はい」と言うべきところをなぜだが「ヘイ」と言ってしまった。
一同爆笑。俺真っ赤。最悪。
「ええい、もういい。次の奴挨拶しろっ!」
他の新人にまわしてくれたのでホッと一安心。
一人々たどたどしい挨拶が終わると早速仕事開始だ。
ここまで読んだ人は一体何の会社に入社したんだ?と思っているだろうが・・・・(続く)
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